心理的な原因から引き起こされるED
若い男性に多いのが、心理的要因のEDです。職場でのストレスや鬱症状などはEDの原因となります。
また、パートナーとの関係性もEDと大きく関係しています。パートナーへの不満がある、性行為に対して自信がない、こういったマイナスの感情によりEDになることがあります。さらに、パートナーが他の男性と仲がいいことへの嫉妬なども、EDの原因となることが研究で明らかになっています。
生活習慣の乱れが原因のED
過度な喫煙、飲酒、睡眠不足、運動不足などの悪習慣は、糖尿病などの生活習慣病、高コレステロール血症、動脈硬化などとなり、EDへとつながります。これらによって男性器に十分な血液が行き渡らなくなったり、信号が伝達されないことなどにより、勃起しなくなってしまうのです。
神経の障害が原因のED
勃起が起こるためには、性的刺激を受けた際に、脳および男性器に信号が送られる必要があります。この際、中枢神経や末梢神経、脊髄神経が重要となりますが、これらの神経に障害がある場合、信号が伝わらずに勃起が起こらなくなってしまいます。
これらの神経に影響を及ぼす病気としては、脳出血、脳腫瘍、脳外傷、パーキンソン病、アルツハイマー病などが挙げられます。
手術による影響から引き起こされるED
前立腺がんや膀胱がんの摘出術、直腸がんの切除術の手術を受けた場合、陰茎海面体の血管や神経など、男性器周辺部位が損傷している可能性があります。そうすると、男性器に血液がいき渡らなくなるなどし、まったく勃起が起こらなくなってしまうことがあります。
また、同様の理由で事故などにより骨盤骨折や脊椎損傷をした場合もEDの原因となります。
服用薬が原因の薬剤性ED
一部の薬剤はEDの原因となることがあります。中枢神経、末梢神経、循環器系、消化管に作用する医薬品は、勃起の際の神経伝達の際に影響を及ぼし、EDの原因となることがあります。