シアリスはED治療薬の中でも、特に作用の効果持続時間が長いことで知られています。
有効成分タダラフィルの効果は、10mgで最大24時間、20mgで最大36時間まで持続します。そのため、タイムプレッシャーを感じることなく、ナイトライフを楽しむことができます。シアリスは効果が長く続く分、効果が出るまでに時間を要します。そのため、性行為の3時間前にはシアリスを服用するようにしましょう。
シアリスは金曜日の夜に服用すれば日曜日の朝まで効果が持続することから、ウィークエンドピルとも呼ばれています。
シアリス(Cialis)は、バイアグラ(Viagra)、レビトラ(Levitra)に続いて世界に3番目に開発された勃起不全のための治療薬です。アメリカの製薬会社であるイーライリリー社(Eli Lilly)によって開発され、2002年10月にFDAの承認を取得し販売が開始されました。そして、日本では5 mg、10 mg、20 mgの3つの規格で2007年7月から販売されています。24〜36時間まで持続する長い作用時間が特徴のシアリスは、バイアグラを超えて、ED治療薬のシェア第一位になったこともあります。
シアリスの有効成分であるタダラフィル(Tadalafil)には、陰茎内の血流を促進し、勃起不全を改善する作用があります。そのため、ほとんどの症状の勃起不全に対して効果がある非常に画期的なED治療薬だといえます。
本記事では、有効成分の作用やシアリスの効果について解説します。
シアリスには有効成分としてタダラフィルが含まれています。タダラフィルは、PDE5(ホスホジエステラーゼ5型)選択的阻害剤に分類され、バイアグラに含まれる有効成分であるシルデナフィル(Sildenafil)や、レビトラの有効成分バルデナフィル(Vardenafil)と同等の働きをもたらします。
PDE5とは、平滑筋という筋肉を収縮させる作用のある酵素を指します。つまり、体内でPDE5が分泌されることで陰茎内の血流が悪くなり、性的刺激を受けたとしても十分な血液が行き渡らずに勃起不全となってしまうのです。PDE5の分泌量は個人個人で異なり、PDE5が過剰に分泌されると、全く勃たなかったり、中折れ状態となってしまいます。
そして、タダラフィルにはこのPDE5の作用を阻害する働きがあります。タダラフィルを服用すると、血管が拡張され血液がスムーズになります。そうすると、陰茎にも十分な血液が行き渡り、強い勃起力を発揮することができるようになるのです。
より詳しい情報を知りたい方はこちらをクリックしてタダラフィルについての記事をご参照ください。
シアリスはED治療薬の中でも、特に作用の効果持続時間が長いことで知られています。
有効成分タダラフィルの効果は、10mgで最大24時間、20mgで最大36時間まで持続します。そのため、タイムプレッシャーを感じることなく、ナイトライフを楽しむことができます。シアリスは効果が長く続く分、効果が出るまでに時間を要します。そのため、性行為の3時間前にはシアリスを服用するようにしましょう。
シアリスは金曜日の夜に服用すれば日曜日の朝まで効果が持続することから、ウィークエンドピルとも呼ばれています。
シアリスには勃起不全を治療する他、前立腺肥大症を改善することができます。ダラフィルには陰茎周辺の血流を促進する働きがあり、前立腺、尿道、膀胱頸部では筋肉を弛緩させて排尿を促すことができます。
そのため、タダラフィルは前立腺肥大症の治療薬としても厚生労働省の認可を取得しており、「ザルティア」という商品名で販売されています。
有効成分タダラフィルのその他の病気への適応の歴史についてのより詳しい情報を知りたい方はこちらをクリックして シアリスの歴史についての記事をご参照ください。
これまで、シアリス、バイアグラ、レビトラ、ステンドラ(Stendra)の4つのED治療薬が誕生しています。これらは、それぞれで有効成分は異なる構造式からなるため、作用も異なります。
以下は各ED治療薬の特徴を表にしたものです。シアリスはED治療薬の中でも断トツ効果の持続時間が長いですが、効果が出るまで時間がかかるという特徴があります。
シアリスには、性行為を週に2回以上行う男性に向けてシアリスデイリーという商品もあります。シアリスデイリーは、5mg、2.5mgの低量用のタダラフィルを含んでおり、これを毎日同じ時間帯に服用することで安定したシアリスの効果を得ることができるようになります。
そして、韓国ではこのシアリスデイリーを用いた実験が行われました。この実験ではシアリスデイリーを勃起不全患者が8週間継続して服用した際の血流の変化を調査しました。実験に参加をしたのは、3か月間以上勃起不全の症状がみられた50~70歳の男性です。実験には30人の男性が参加をして、25人が8週間シアリスデイリーを服用し終えました(5人は筋肉痛やめまいなどの副作用により辞退)。そして、これらの男性には、血流の増加がみられました。これは、陰茎内での血流が促進されたことも意味します。
これにより実験結果として、シアリスデイリーの長期投与は血流を促進するため、勃起不全を改善すると結論付けることができます。また、シアリスデイリーを毎日服用することで安定して血流促進効果を得ることができるので、シアリスの服用のタイミングと関係なくいつでも好きな時に性行為をすることができるようになります。
タダラフィルは体内で吸収されるのに、バイアグラやレビトラよりも時間を要するため、効果が現れるまで時間がかかります。
タダラフィル服用後の血中濃度の推移を調べた実験では、タダラフィルの血漿中濃度は、投与後0.5~4時間でピークに達するとされています。タダラフィルの効果が最高血漿中濃度に達するまでの時間は5、10、20mgの順に長くなりますが、ほとんど違いはありません。
そして、最高血漿中濃度に達した後はタダラフィルの血漿中濃度は急激に下がっていき、消失半減期は10mgの場合約12時間後、20mgの場合は14時間となります。
そのため、シアリスの効果は最大36時間ですが、常に同じ効果を得ることができるはわけではなく、ピーク時間が存在します。服用後約4~5時間後にシアリスの効果が最大となるので、この時間に性行為することが推奨されています。
また、タダラフィルは体内から完全に排出されるまで5日ほど要します。そのため、人によっては、服用してから5日経過した後でも若干の勃起サポートを得られる場合もあります。
実際に、食後と空腹時にタダラフィルを服用した際の血中濃度の推移を調べたところ、両者に大きな違いはあらわれませんでした。
そのため、食後にシアリスを服用したとしても、食事の影響を受けることなくシアリスの効果を得ることができます。
実験は、65~78歳の高齢者と、19~45歳の若年者に対して、タダラフィル10mgを単回経口投与しました。両者のグループにおいて、最高血漿中濃度に達するまでの時間に違いはなく、年齢に関係なくシアリスの効果を得られることがわかりました。
シアリスの効果が得られないことにはいくつかの原因が考えられます。
まず、食事やアルコールの影響です。シアリスの有効成分であるタダラフィルは食事やアルコールの影響を受けにくいとされていますが、服用の前に脂っこいカロリーな食事をしたり、過度なアルコールを摂取したりした場合、シアリスの効果が得られなくなることがあります。そのため、食事の内容は800キロカロリー以内とし、アルコールも控えることが理想とされています。
次に、用量が少ないことが原因として考えられます。特にシアリスを初めて服用する場合は、少ない用量から服用を開始することが推奨されていますが、人によっては効果が得られないことがあります。その場合は、身体の反応を見つつ、少しずつ用量を増やしてみるといいでしょう。シアリスの服用量を増やす場合は、医師の指示の下行うことが推奨されています。
シアリスの効果を得るための正しい飲み方につきましてはこちらをクリックして シアリスの飲み方についての記事をご参照ください。
シアリスはED治療薬の中でも特に効果の持続時間が長く、ウィークエンドピルとも呼ばれています。シアリスは原因に関係なくほとんどのEDの症状に対して効果を発揮することができ、食事や年齢の影響を受けにくいのが特徴です。
また、シアリスデイリーを服用すれば、効果のピークを気にせずに、より自由に性行為を楽しむことができるようになります。
シアリスについてより詳しい情報を知りたい方はこちらをクリックしてシアリスのよくある質問についての記事をご参照ください。