エスゾピクロン(Eszopiclone)とは

エスゾピクロンは、様々な商品名で販売されているお薬で、主な商品名は「レネスタ」です。睡眠障害（不眠症）の治療に使用されているお薬です。

エスゾピクロンは、鎮静催眠薬と呼ばれるお薬の一つで、特にこのお薬の場合、通常、1～2週間以内の短い期間での使用に限られます。不眠症が長く続く場合は、他の治療が必要かどうか医師に相談してください。

エスゾピクロンの使用方法

エスゾピクロンの服用を希望する場合、まず、医師またはその他の認可を受けた医師の監督の下で服用を行ってください。
エスゾピクロンベースのお薬は、通常、ベッドに入る直前に口から服用します。高脂肪また消化に負担のかかる食事の後には服用してはなりません。
本薬は7～8時間の睡眠時間を確保できる場合に服用してください。推奨時間を下回る睡眠時間で覚醒した場合、記憶喪失となったり、また注意力を必要とする活動（運転や機械の操作など）を安全に行うことができなくなる可能性があります。
また、自分では完全に起床し、覚醒していると思っていても、翌日には完全に覚醒していない場合があります。エスゾピクロンの3ミリグラムの用量を服用した翌日は注意力を必要とする活動をしてはいけません。
必ず医師の診断を受けてください。

推奨される服用量は？

服用量は、病状、年齢、身体機能、服用している他の医薬品に基づいて決定されますので、必ず医師の診察を受けてください。

エスゾピクロンの副作用

記憶喪失、精神/感情/行動の変化（新規/悪化したうつ病、異常な思考、自殺の考え、幻覚、混乱、興奮、攻撃的な行動、不安など）を含む重篤な副作用が発生した場合は、すぐに医師に報告してください。
エスゾピクロン錠を長期間使用すると、効き目が悪くなることがあります。効き目が悪いと感じたら、医師に相談するようにしてください。
尚、記載の副作用は、発現が予想される副作用を完全に網羅しているわけではありません。上記に記載されていない他の副作用に気づいた場合は、医師または薬剤師に連絡してください。
不眠症についての理解を深め、適切な治療を行うために、厚生労働省のサイトをご覧ください。

依存症の可能性

多くの人の悩みを解決するお薬ではありますが、場合によっては依存症を引き起こすことがあります。この症状は元々、薬物やアルコールの過剰使用や中毒の経験がある場合に発症リスクが高くなります。こうしたリスクを減らすために、本薬を処方された通りに服用してください。
使用中止時に禁断症状（吐き気、嘔吐、顔面紅潮、胃痙攣など）が出る可能性があります。