CBDは医薬品ではないので、安全性に関するデータは限られており、副作用についてはこれからさらなる研究が必要です。
以下のリストは、CBDの摂取により発生する可能性のある症状です。
次のような状況におられるかたは、CBDの摂取を避け、医師に相談するようにしてください。
グレープフルーツと同様に、CBDは薬物の代謝を担う重要な酵素であるシトクロムP450(CYP)を阻害するため、医薬品とCBDを一緒に摂取することは避ける必要があります。
品質の良くない安価なCBDの生産者の中には、CBDを汚れた土地で生産していたり、ラベルの成分表示を正確に記していない業者が存在することが報告されています。このような低品質のCBD製品を購入して摂取すると、副作用の原因となりますのでご注意ください。
詳しくは、「CBDの副作用とは?」の記事をご参照ください。
参照:
https://www.medicalnewstoday.com/
https://www.healthline.com/nutrition/
CBDは、経口抗凝固薬(血液希釈剤)であるワーファリンと一緒に摂取するとワーファリンの血中濃度を上昇させます。
これは、グレープフルーツジュースとまったく同じメカニズムです。
オメプラゾン、オメプラールなどの胸焼けの薬、そしてトリプタノール、ラントロン、ノーマルンなどの三環系抗うつ薬・アミトリプチリンなどが併用禁忌薬です。
参照:
CBDは以下の状況に置かれている方は、摂取する前に必ず医師に相談する必要があります。
CBDは、世界中で認知度を高めているサプリメントです。
大麻(マリファナ)が原料のサプリメントなだけに、その法的ステータスは様々であり、また、栽培、流通、所有、消費の点で国によって異なる位置づけになっています。
世界のほとんどの国では、レクリエーション目的(嗜好用)でのマリファナの使用は犯罪とされています。少数の国では、大麻を所持することを非犯罪化する政策を実施しています。
しかし、特にアジアでは、大麻を所持しているだけで、数年の間刑務所に入れられることがあります。中東などの国々では更に厳しい法律があり、ごく少量の大麻を所持しているだけでも生命にかかわる重い刑につながる可能性があります。
それにもかかわらず、世界のほとんどの国では、大麻から生産されたCBDの使用を合法的に受け入れています。
医療用大麻と嗜好用マリファナの両方の使用を公式に認め、合法化した国は次のとおりです。
大麻の医療用の使用が承認されている国々は以下の通りです。
世界の他の多くの国々では、大麻の使用に関するさまざまな法律や規制があります。
デンマークやスウェーデンなどのEUの国々では、すべてのCBD製品のTHCレベルが0.2%未満でなければ合法でないとされています。
つまり、EUではTHCレベルが0.2%未満である限り、CBDオイルの使用は合法です。
イギリスではTHCに加えて、CBNのレベルが検知不可能なほど低レベルである必要があるため、フルスペクトラムCBDは理論上、違法になります。しかし、この法律の施行はそれほど厳しく取り締まられていないのが現状です。
カナダでは嗜好用大麻は合法ですが、THCは違法とされているため、一部のCBD製品は取り締まられています。正式なライセンスを保有した生産者とストアを通じて購入したCBD製品と、医療患者の場合のみ、CBDの購入が合法とされています。アメリカと同様、州によってその対応は様々です。
一部の州では嗜好用大麻が合法とされているアメリカですが、アイダホ、ネブラスカ、サウスダコタなどの一部の州では全ての形態での大麻が違法とされているため、CBDも違法となります。その他の州ではCBDは基本的に合法となりますが、THDの含有量などの詳細はそれぞれの州に問い合わせる必要があります。
海外で生産された製品の中には大麻の花や葉の部分から生産されたCBDやTHCの含有量が高い製品も流通しておりますので、信頼できる外部機関の製品鑑定を受けている高品質のCBD製品を購入することを推奨します。
詳しくは、「世界のCBDの法的位置:アメリカ、ヨーロッパ、カナダでは合法?それとも違法?」の記事もご参照ください。